同善会では、日々様々な委員会が活動しています。
先日1月31日には、防災対策委員による大規模災害訓練を行いました。
定期的に開催しているこの訓練。今回は“首都直下型地震が発生して電気や水等のライフラインが使えなくなってしまったら…”という想定で行いました。
災害時に一番大切な「指揮命令系統を確立する事」。
そのために、「災害対策本部」という方針を判断をする人たちが活動する拠点を設営するとことから訓練は始まりました。

災害対策本部を設営すると、災害対策本部長から参加メンバーに「あなたは○○をしてください」と指示をし、メンバーの役割が決まっていきます。
災害時は「誰が・何をするのか」明確になっていないと混乱するので、役割決めが大切になっていきます。災害時のチェックリストとアクションカードをもとに、メンバーが一斉に指示された場所の安全確認、情報収集に向かいます。


訓練では臨場感を出すために電気を消しました。
視界が悪い中、被害状況を確認してきたスタッフが続々と報告し、記入者が記入していきます。
被害情報が集まってきたらEMIS担当者がEMISに当院がどれだけ被害を受けているのかも入力します。(※EMIS・・・厚労省のポータルサイト。これに入力すると必要と判断された場合、DMATなどの派遣隊を送ってくれる)
入力が遅れると救助に来てくれるのも遅れるため、とても大事な作業の一つですので訓練に取り入れました。
また、外来に来た患者さんを説得することや、2階のけが人を診察することなどイレギュラーなことが起こる想定での動き方も取り入れました。
病床調整者がけが人の搬送先を探し、患者さんを救急車に搬入しやすいように2Fから1Fへセラピストが搬送する訓練も行います。


セラピストが怪我をした方のところに駆けつけ、搬送のやり方を考えます。相談しながら物をどかしたりポジションを変えたり患者さんを搬送するために最適な方法は何か模索します。
冷静に話し合って方針を決めて掛け声を発しながら、安全に患者さんを搬送します。

患者さんを1Fに搬送している間に、災害対策本部が必要な情報を集めきったため、災害対策本部長から当院の災害レベルを宣言し、病院全体の活動方針を決めました。病院の方針が決まって患者さんが搬送されたタイミングで訓練終了!
今回の訓練の振り返りを参加者全員で行いました。振り返りでは「ここをこうしたら良いかも!」や「これが大事!」など様々な意見が交わされました。前向きな声がたくさん出ており、訓練に参加したメンバーは真剣に災害について考えていることがわかりました。
訓練翌日以降も、参加メンバーが院内連絡ツールのチャット内で改善点などを送付し意見が続々届いております。
同善会では、今回訓練で明らかになった課題を今後災害対策委員会の方で改善していき、病院のBCP(災害時病院がどうやって動くか事前に計画したもの)をより良いものにしていきます。
災害はいつやってくるかわかりません。
「備えあれば、憂いなし」平時からの備えがとても大切です。
同善会メンバーもそれを認識しており、患者さんのために何をするのが良いのかを考え続けます。